あなたが「先延ばし」してしまうのには理由があります

こんな方におすすめ

  • ぐずぐず先延ばししてしまう本当の理由を知りたい。
  • 衝動的の行動して、やるべきことを後回しにしてしまう。
  • 先延ばしの言い訳をしてしまう。

 

やるべきことは、早め早めにやっておいた方がいい。

やっとかなきゃ、後で大慌てでやることになる。

頭ではわかっていても、別のことに意識がとらわれて後回しにしてしまう。

そして、自暴自棄になる。

なぜ、あなたはぐずぐずしてしまうのでしょうか?

理由はシンプルでして、

あなたのやる気を押さえつける、心のブレーキがかかっているからです

専門用語で言うと、メンタルブレーキです。

やる気を押さえつける3つのメンタルブレーキ

  • 他のことに意識が向いてしまう
  • 「私には無理だ」と考えてしまう
  • 今じゃなくてもいいよね

ということで、1つずつ内容を深掘りしていきますね。

他のことに意識が向いてしまう

心のブレーキ1つ目は、「ほかのことに意識が向いてしまう」ことです。
 

例えばこういうこと

  • ゲームの続きが気になってプレイしてしまう。
  • 友達からのLINEが気になってしまう。
  • 友達がおすすめしていたアニメを見たくなってしまう。

 
やるべき作業があって、いますぐやらないと後で面倒なことになる。

それなのに、別のことに意識が向いてしまい「あとでいいじゃん」という心の誘惑に流されて、作業を後回しにしてしまうんです。

  • あと30分だけ
  • もう終わるから
  • もうちょっとだけいいかな

と作業を先延ばしし続けた結果、いつのまにか時間が無くなって深夜になっている。

そして「なんでいつも後回しにしちゃうんだろう」と自分を責めてしまう。

じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

対策としておすすめなのが、

自らをコントロールする力である、セルフコントロール力を身に付けることです

目指しているゴールに到達するために、思考パターンや感情を適度にコントロールして、後回しの誘惑に負けない力のことを、セルフコントロール力と言います。

専門用語で言うと、自制心です。

そして、セルフコントロール力と相性が悪い性質がありまして、それは「衝動性」です。

「ゲームやりたい」と思ったら、明日試験本番で勉強しないと大変なことになるのがわかっていても、衝動的にゲームをやってしまう性質のことを、衝動性と言います。

先延ばししやすい人ほど、衝動性が高い傾向にあります。

やるべきタスクを目の前にしても、ちょっとほかのやりたいことがちらついただけで「作業は後回しにして、楽しいことやりたい」という心の衝動に流されてしまうんです。

そして、もう一つセルフコントロール力と相性が悪い性質がありまして、それは「飽き性」です。

  • テレビのチャンネルをすぐ変えてしまう
  • youtube動画を見ているときに、最後まで見ずにちょっと見たら別の動画に変えてしまう

面白そうなことにパッと飛びついたはいいものの、すぐに飽きてしまうタイプの人ですね。

衝動性の高いタイプの人は、同時に飽き性の性質を持っていることもあるでしょう。

やるべきタスクだけにひたすら集中できるタイプの人を、集中力の高い人と言います。

逆に言えば、衝動性が高く、飽き性な人は「集中力が低い人」と言えそうですね。

面白そうなことにすぐ飛びつく好奇心は、素晴らしい性質です。

ですが、興味がすぐに冷めてしまい、長く継続しないことが問題なんです。

ちょっとやって、慣れてきて刺激がなくなってきたら、もう冷めてしまい他のことに意識が向いてしまう。

ザックリまとめると「先延ばししてしまう人は、衝動性が高く、飽き性で、セルフコントロール力が低い」イメージです。

「私には無理だ」と考えてしまう

心のブレーキ2つ目は、「私には無理だ」と考えてしまうことです。

例えばこういうこと

  • 失敗したらどうしよう。
  • 私みたいな人間には無理だよね。
  • あの人みたいにうまくいかないよ。

 
不安な想像ばかりをしてしまい、作業にとりかかれずその場で立ちすくんでしまう。

失敗を恐れるあまりに、作業に取り組むこと自体に躊躇してしまうのも、先延ばしする原因です。

逆に「私はやればできる子よ」と考えるプラスの思考パターンを、自己効力感と言います。

自己効力感が高い人は、自分には能力があると信じているので、自信をもって作業に取り掛かることができるんです。

そして「私には無理だ」と考えてしまう人は、自己効力感が低いため、作業を先延ばししやすい傾向があります

やる前から「無理だよ、失敗するかもしれないし」というネガティブな想像に囚われて、やるべきタスクから目をそらして、先延ばししてしまう。

ですが、冷静に考えてみて下さい。

自己効力感って、何だと思いますか?

答え:自己効力感は、自分に対する思い込みでして、ただの自己評価です。

あなたは「できない」と思い込んでいるかもしれないけど、作業に取り掛かってみたらできるかもしれないんです。

でも、やる前からあきらめてしまっている。

ザックリまとめると、

自己効力感が低く自信がないから「自分には無理、失敗したくない」と先延ばししてしまう

だけど「やればできるかもしれない」ことを、やらずに終わってしまうパターンもあるというイメージです。

「ハード」過ぎず「イージー」過ぎないこと

自己効力感の低さともう一つ、作業の難易度も先延ばしの原因になります。

例えばこういうこと

  • 難しすぎて手が付けられない。
  • とてもじゃないけど時間が足りない。
  • 難しいし、時間もなさ過ぎる。

 
あまりにも難易度が高いハードな作業だと「自分には無理だ」と躊躇して、タスクに取り掛かれなくなってしまいますよね。

これは、作業がハードモードなため、先延ばししてしまうパターンです。

逆に、作業が簡単なパターンではどうでしょうか?

  • 簡単だし、あとでやってもいいかな
  • あまりにも簡単すぎて、もう飽きちゃった

このように、作業が簡単すぎるパターンも、先延ばししてしまう原因になるんです。

じゃあ、どうするか?

僕の結論は、全体の作業の中に、難しいことを2割くらい入れることです。

簡単なタスクが8割を占める中、全体の2割だけ難しい作業を間に持ってくるようなイメージです。

作業の難易度の測り方は、別の記事で解説していきます。

先延ばしの「言い訳」が良いわけがない

自己効力感の低さ、作業の難易度、さらに言い訳も先延ばしの原因になります。

例えばこういうこと

  • 試験前に部屋の片づけをしてしまったからだめだった。
  • レポート提出の前日に衣替えで服の整理をしてたから、レポート提出日に間に合わなかった。

 
このように、失敗する前に自分に対して言い訳できる行動を事前にやっておくことを、セルフハンディキャッピングと言います。

簡単に言うと、先延ばしを正当化する思考パターンのことです。

先延ばししやすい人ほど、セルフハンディキャッピングを頻繁に使っている傾向があります

また、自分に自信がなく自尊心が低い人は、心にダメージを負うことを恐れています。

逆に、プライドの塊のような人は、自分のプライドに傷がつくことを極端に恐れています。

面白いことに、どちらも失敗を恐れているので、自分を正当化するための言い訳を事前に作っておいて、先延ばしをしてしまいがちな性質を持っているんです。

そして、セルフハンディキャッピングの最大の問題点は、

言い訳を作って先延ばしした結果、タスクに取り掛からずに終わってしまう危険が高くなってしまうことです

作業に取り掛からない理由はシンプルで、作業をやらなければ、失敗しないし、自尊心が傷つかないからです

「先延ばし」してしまう自分を認めてあげること

先延ばしの原因について解説してきましたが、ここからは、先延ばしする自分を認めることの大切さをお話ししていきます。

自分を思いやる、セルフコンパッションという考え方があります。

セルフコンパッション

  • 自分に優しくしよう
  • みんな失敗してるから大丈夫だよ
  • あるがままを受け入れるマインドフルネス

このように、セルフコンパッションは、大きく3つの考え方から成り立っています。

失敗したときに「大丈夫だよ」と自分を受け入れてあげる発想ですね。

ある大学の実験結果から

➀自分を責めてしまう人ほど、タスクの先延ばしをしやすい傾向があり

➁セルフコンパッションが高く自分を認められる人ほど、作業の先延ばしをしない傾向がある

ことがわかりました。

自己批判をしてしまうネガティブな人は、悪いことばかりを繰り返し考えてしまう「ネガティブ反芻思考」の性質を併せ持っています。

つまり、セルフコンパッションの低い人ほど「先延ばし→自分はだめなやつだ→次もまた同じように失敗する」という抜け出せない負の連鎖に陥ってしまうんです

そして、マイナスなことばかりを繰り返し考えていると、脳はエネルギーをどんどん消費するので、何をするにしても、正しい判断ができなくなっていきます。

ですので、まずは、自分を認める「セルフコンパッション」の発想を取り入れてみること。

そうすることで、「今回は先延ばししてしまったけど、今後どうすればいいか」考えられるようになっていくはずです。

100%の「完璧主義」を捨てること

自己効力感の低さ、作業の難易度、言い訳に加えて、完璧主義も先延ばしの原因になります。

理由はシンプルで、

自らに100%完璧な結果を求めてしまうため、失敗を恐れてタスクに取り掛かれないからです

完璧主義者は、タスクに対する基準が厳しすぎるため、セルフコンパッションが低くなりがちです。

例えば

➀8割の出来でも、とりあえずできた自分を褒めてあげるAさん

➁100%できないと、自分を認めてあげられないパターンBさん

2つのパターンの人を比べたときに、➀のAさんの方がセルフコンパッションが高くなり、行動の先延ばしが少なくなる傾向にあります。

逆に➁のBさんは、完ぺきにできなかった自分を責めてしまうので、セルフコンパッションが低くなり、行動を先延ばししがちになります。

ですが、冷静に考えてみてください。

パーフェクトな準備ができてから始める作業なんて、ありますか?

仮に完ぺきに準備してから始められたとしても、すでにかなり時間を失っていますよね。

ですので、基本的には、作業に取り組むときは、準備もそこそこでいいので、まずはタスクにすぐに取り組むべきです

そして、タスクの結果も、100%達成できなくてもいいので、8割程度出来たら良しとして、自分を褒めて認めてあげましょう

「今やらなくてもいい」が先延ばしの理由です

心のブレーキ3つ目は、「今やらなくてもいい」と考えてしまうことです。

例えばこういうこと

  • 明日やれば大丈夫かな。
  • 今やっても特に良いことないよね。

 

  • 1週間後が提出予定のレポート

などは、「今すぐやらなくてもまだまだ日数があるし大丈夫」という心理が働くため、あなたはやる気にならないですよね。

さらに作業が、

他の人でもできることなのか、あなたにしかできないことなのかでも、優先順位が変わってきます

例えば、チームで動く作業工程の中に誰でもできるタスクがあったら「Aさんでも、Bさんでも、Cさんでもできるなら、私がやる必要はないよね?」と考えるでしょう。

あなたにとってのやるべき価値が低いので、「今やらなくてもいいよね?」となってしまうんです。

逆に、あなたにしかできないことであればどうでしょうか?

「私がやらなきゃ誰がやるの?」という感覚が働いて、タスクに取り掛かる気分になっていくはずです。

ざっくりまとめると

他の人でもできる作業のように、タスク自体にあなたが今すぐ取り掛かるだけの価値がなければ、先延ばししてしまいます

そして、タスクがあなたにしかこなせないものであれば、あなたの中でのタスク自体の価値が高くなるので、先延ばししにくくなります

「状況」が変われば、作業の価値も変わる

作業の価値について、ダンスの練習を例にもう少し深く掘り下げていきます。

韓流のK-popダンスがブームになっていて、ダンスを始めようかなと考える人が、増えていますよね。

僕も、K-popダンスを練習しているので、気持ちはわかります。

ですが、「かっこいいな」「自分も踊れるようになりたいな」と頭では考えていても、実際にしっかり練習するまでの状態にならない人が、大半です。

なぜだと思いますか?

理由は簡単で、今すぐK-popダンスを踊れなくても、特に困らないからです。

例えば

k-popにハマっているEさん。

自分も踊れるようになりたいなと考えている。

しかし、「踊れたらかっこいいけど、今すぐ練習して踊れるようにならなくてもいいし」と考えるだけで、作業の価値はあまり高くない。

じゃあ仮にEさんが、1ヶ月後にダンスイベントの舞台で、k-popを踊ることに決まったらどうでしょうか?

状況は大きく変わりますよね。

今日から早速イベントに向けて振り付けを覚えて、構成を覚えて、細かい動きの修正を加えていってと、イベントに向けてダンスの練習をすることの価値が急激に高くなるはずです。

とりあえず、暇な時間があれば、k-popのダンス動画を見て、振り付けを何度も頭の中でくりかえす作業をやり始めるでしょう。

ざっくりまとめると、

状況が変わると、作業の価値は変わるんです

もっとわかりやすく言うと、「時間の期限」が設定されるだけで、作業の価値が一気に上昇します。

1か月後に、k-popのダンスイベントに出るなら、今すぐ振り付けを覚えて、構成を覚えてとやるべき作業をこなしていかないと、本番で素晴らしいダンスを踊れないですよね。

ですが、k-popのダンスイベントに出るのが、1年後であればどうでしょうか?

「今すぐやらなくても大丈夫かな」と考えて、作業の優先価値が低くなるので、後回しにしてしまうはずです。

ポイントをまとめると、

時間の期限が迫り、作業の価値が高くなると、心のブレーキがかからなくなって、今すぐタスクに取り掛かるようになるし

時間の期限に余裕があり、作業の価値が低くなると、心のブレーキがかかって、タスクを後回しにしてしまうんです

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