人を行動させる文章に必要な7つのテーマを解説【読者の承認欲求を満たす】

こんな方におすすめ

  • 人を行動させるテーマについて知りたい。
  • 相手を誘導するための、ポイントを知りたい。
  • 読者の承認欲求を満たす文章を書きたい。

 

前回までのあらすじ
前回までの記事で、

人を行動させる文章の書き方(想像力を刺激する)

人を行動させる文章の共通点(3つのワナ)

について、解説してきました。

読み手を誘導するには、相手の心にスーッと寄り添うことが最も大切なことです。

そのために欠かせないのが、読み手の興味、関心、趣味、人間関係、仕事、家族形態、悩み、コンプレックスなど、その人の心理についてあらゆる視点から観察し、読み取っていくことです。

どんな美しい文章を書いても、相手の心を動かして行動を促せなければ意味がありません。

では、「人を行動させる文章と、行動を促せない文章」は、どこに違いがあるのでしょうか?

答えは簡単で、相手の欲求にマッチするかどうかにあります。

読み手は、自分の欲求とマッチすることが書いてあるとわかったら、スーッと流れるように文章を読み進めてくれます。

例えば、背中を柔らかくするストレッチの記事。

「背中が凝ってて柔らかくしたい」という強い欲求があれば、読み手は自分に必要なポイントが見つかるまで、吸い寄せられるようにブログを読み進めていきます。

つまり、読者を行動させる文章には、テクニックや美文ではなく、「読み手のニーズを満たす」「痒いところに手が届く」という強い吸引力が備わっているのです。

この強い吸引力の発信源は、読者の心に潜んでいる欲求です。

読者の欲求に近いワンフレーズを書く→読み手がフレーズに食いつく→スーッと読み進める

つまり、相手をしっかり見定めて、文章を読みたいと思わせるキラーフレーズを、文中にはめ込む。

この「ワナ」を仕掛けるのが、人を行動させる7つのテーマの最大のポイントです。

人を行動させる文章の書き方をガッツリ学びたい方へ

とり急ぎ、人を行動させる文章の書き方をガッツリ学びたい方は、人を操る禁断の文章術をポチっておきましょう。お茶漬けのようにサラサラ読めます。

人を行動させる7つのテーマ

今からご紹介する7つのテーマは、人類始まって以来、ずっと人間の心を動かし続けてきたもの。

「知識として既に知ってる」のと「実際にテーマに基づいて文章を書く」のは、雲泥の差です。

あなたが文章を書くのは、どんな欲求を持った読み手でしょうか?

  • 興味関心
  • 本音と建前
  • 悩みごと
  • 損得勘定
  • みんなと一緒がいい
  • 承認欲求
  • あなただけに

興味関心

1つ目のテーマは、興味関心です。

文章の読者が、何に関心を持っているかをサーチしていきます。

文章で、相手の興味関心をサーチする方法は会話よりもはるかに簡単です。

例えば、メールで何日もやり取りした後、一度だけ合ったことがある人とまた会うパターン。

すでにメールのやり取りをしてるので、文章のヒントはメール履歴の中にゴロゴロ転がっています。

最近、どんな音楽を聴いているのか、何を考えたのか、どこに食べに行ったのか、など個人的な情報をやりとりしているなら、メールに書かれた内容がそのまま相手の興味関心を表しています。

○○さんが聴いてる、米津玄氏のアルバム私も聴きました。

「Lemon」のメロディーが心地よくて、毎日のように口ずさんでます。

という文章にすれば、米津玄氏のアルバムを聴いている○○さんの注意を引く文章も、簡単に書けるようになります。

例えば、気になる相手を誘うとき、「今度カラオケでも行きませんか?」とラインするのと、事前にツイッターで相手が「駅前でおすすめなカラオケ店を探してます」とツイートしたのをサーチした上で

偶然、駅前に素敵なカラオケ店を見つけたんですけど、今度一緒に歌いに行きませんか?

とお誘いのラインをするのは、どうでしょうか。

後者の方が、間違いなく相手の心をわしづかみにできます。

理由は簡単で、前者はあなたのカラオケに行きたい欲求を伝えているだけで、後者は相手の興味関心を満たしているからです。

このように、事前に相手を観察し、興味関心を調べることで、読み手に刺さる文章が誰でも簡単に書けるようになります。

本音と建前

収入はなかなか増えないけど、地道にブログを書き続けている(建前)。

けど、ほんとはもっと収益増やして、有名ブロガーを追い抜いてやろうと思っている(本音)。

日本人なら、大なり小なり使い分けている、本音と建前。

その間には、自分の理想(願望)と現実(今の姿)で揺れ動く感情があります。

この振れ幅が大きいほど、人間を動かす、強いパワーに変わります。

心の奥底に隠れている本音を見抜き、理解してあげたら、相手はあなたのことを心底信頼し、本音を語ってくれるでしょう。

建前に理解を示し、本音を言い当て、本音でもいいよと認めてあげる。

こうして認めて上げることは、老若男女、あらゆる人を行動させる力となっていきます。

本音と建前の間で揺れ動く「感情」を刺激する

例えば、パッと思いついた転職のキャッチコピーがこちら。

頑張り屋さんなあなたへ、転職で人生変わります。

社会人なら仕事を頑張るのは当たり前。

雇ってもらったんだから、最低3年は同じ会社に勤め続けるのが当たり前。

本当は仕事辞めたいんだけど、多くの社会人は建前として、今の仕事を続けていかなければ、と頑張っています。

この転職のキャッチコピーは、そんな社会人の建前を認め、現状での仕事の頑張りに共感しながらも、人生変わりますという切り口で、できれば転職したいという本音に訴えかけているのです。

本音と建前で読み手を引き付けるコツは、「世間的にこうあるべき」とされる建前と、自分が「本当はこれをしたい」と思う本音の間で揺れ動く感情を見つけ出すことです。

この揺れ動く感情に読み手の心をわしづかみにするエッセンスが凝縮されていて、ここに”ピタッ”と当てはまるワードを文章で書いて行動を促す。

なんの変哲もないキャッチコピーに見えて、本音と建前が詰め込まれたうまい言い回しになっているのです。

あるいは、頑張っている先輩にこんな一言をラインで伝えたらどうでしょうか。

僕では、ここまでの仕上がりにはできなかったと思います。夜遅くまで、お疲れさまでした。明日も、お世話になります。

普通の人では、ここまでの仕上がりにはできなかったと思います。夜遅くまで、お疲れさまでした。明日も、お世話になります。

先輩に、「あなたは普通の人よりもすごい人です」と自然に伝えることができます。

ですが、文章中の「普通」を「僕」にしてしまうと、雰囲気が一変します。

「僕」がバリバリに仕事ができるのであれ、全然できないタイプであれ、先輩は「君と比べられてもなぁ」と困惑するはずです。

重要なのは、相手の心の奥にある、本音と建前のギャップを見抜くこと。

文章にして伝えるときも、自分の頭に浮かんだ言葉をポンっと書き出すのではなく、どのフレーズを使えば読み手の心に刺さるのかを分析すること。

このひと手間で、がっちり相手の関心を引き付ける文章になります。

本音と建前、理想と現実、表と裏。

相手の本音と建前の間には、大きなギャップがあり、そのはざまで揺れる感情には、膨大なエネルギーがあふれている。

本音を認めてあげつつ、読み手に寄り添うワンフレーズで背中をポンっと押してあげよう。

悩みごと

テレビやネットを見ていると、いろんなキャッチコピーを目にしますよね。

「スキンケアは、これ一本。他には何もいりません。その商品とは、、、」
「上司の一言に違和感を感じたら。転職は、〇ューダ。」
「人間関係に悩まない人がやってる○○習慣。知りたい人はここをクリック。」
「お金が集まる人には、ある法則があります」

これを目にした読み手は、自分の悩みを解消してくれる「何か」がそこにあると期待して、飛びついてしまう。

つまり、「悩みごと」は、人の心を動かす強力な起爆剤になるのです。

人の悩みは4つに大別できる

人類は時代が変わっても、常に同じ悩みを抱えて暮らしています。

ほぼ100%の人に、以下の4つの悩みが当てはまるはずです。

健康:肉体的な若さ、見た目の若さ、痩せたい、太りたい、健康、美容

野望:やりたいこと、人生の夢、将来像、仕事のキャリアアップ

関係:友達関係、部活関係、サークル関係、親子関係、夫婦関係、内縁関係、恋人関係、近所付き合い、職場付き合い

お金:儲けたい、節約したい、増やしたい、損したくない、不動産収入、副業、投資

そこに、「年代」をかけ合わせていくと、世代別の悩みをがっちりとらえることができます。

ここを押さえておけば、「それ、今私が考えてた悩みだ」「なんでわかったの?」という反応を相手から得られるでしょう。

年代別に見ていけば、悩みを特定しやすい

例えば、人間関係の悩み。

10代の悩みは、友達関係、部活関係、恋人関係、親子関係です。

身近にいる狭い人間関係だけが、人生の大半を占めています。

これが、20代になるとどうでしょうか?

職場関係、夫婦関係、悩みがさらに増えていきます。

逆に結婚などすると、友達関係の悩みよりも、夫婦関係の悩みが強くなるかもしれません。

30代、結婚する人、独身で生きていく人など違いがはっきりしてきます。

結婚して子供がいる人は、ママ友付き合い、ご近所づきあいなどに悩みを抱えていきます。

これが40代50代になると、職場での地位も上がってきて、中間管理職になると、上司と部下との板挟みに悩んだりするでしょう。

60代を過ぎ、夫婦二人だけの時間が増えると、「夫がいつも家にいて困るわ」と夫婦関係で悩んでいきます。

また、独身男性で仕事漬けの生活を続けた結果、定年退職後に誰とも合わなくなったりして、人間関係そのものがまったくないことに悩んだりするでしょう。

つまり、同じ人間関係の悩みを話題にする場合も、年代別にポイントを変える必要があるということです。

こうした年代別の悩みをリサーチして、分析し、実際に文章にしていく。

世代別の悩みについては、国が出している統計データをネットで検索してみるなどしつつ、情報収集していきましょう。

損得勘定

「5000円以上のご購入で、送料無料」

「今だけ!30日間無料キャンペーン実施中」

こういったキャッチコピーを目にしたことがありませんか?

人間の感情は、「損する」ことに過敏です。

「無料」のフレーズを見たら、損せずに済んだことがわかり、得した気分になる。

つまり、人間は、1000円得するよりも、1000円の損失を減らす方向に、快感を感じる生物なのです。

その心のギャップを利用しているのが、無料キャンペーンです。

デメリットを利用して、相手に伝わる文章にする

例えば、ストレッチ用の座椅子の宣伝文句がこちら。

耐久性の高い高級素材を使用しており、長持ちします。毎日のストレッチにおすすめ。

書き手の主張がメリットづくしだと「それ、ほんとかよ?」って疑ってしまいますよね?

そこで、あえてデメリットを書いたらこうなりました。

10000¥前後とお値段は張りますが、素材がしっかりしており、耐久性がかなり高いです。毎日のストレッチにおすすめ。

デメリットを伝えることで、読み手はこちらを信用し、さらに「確かに値段は高いよな、でも品質良いしなあ」と納得してくれます

それを踏まえて決断させれば、読み手は自分の意思決定に満足し、スーッと商品を購入してくれるのです。

伝える「順番」を意識する

そして、損得勘定を伝えるとき、「順番」に意味があります。

先に損することを伝え、あとに得することを乗っけていく。

損得勘定のポイントは、マイナスな情報を先に示した後で、プラスな情報を乗っけていくという順序です。

締めくくりにマイナスな話を持ってくると、読み手の心にネガティブな印象が残ってしまいます。

それではどんなにプラスな情報を伝えても、読者の心は動かせません。

そうではなく、先にマイナスな情報を述べて、それにメリットを乗っけて結論にしていきましょう。

あなたがダンスの先生なら、

A君は、ダウンから左に腰を出す動きができてないね。ここは、しっかり練習すること。

ただ、上半身の動きは徐々にきれいになってきた。

今の調子でもっと上を目指していこうね。

「ここはダメだけど、こういうところがイイ」が、コツです。

最後にイイところを伝えてあげると、相手の心にはプラスな印象が強く残ります。

みんなと一緒がいい

「日本人の8割が、スマホを使っています」

「美人なあの人が使ってるのは、天然の化粧水○○です」

5つ目のテーマは、「みんなと一緒がいい」です。

例えば、駅前を歩いている集団を見ていると、赤信号で全員が止まります。これは、どうしてでしょうか?

これはまさに、みんながそうしているからです。

人間は、判断に迷ったとき、周りの人たちの状況を観察し、同じような行動をとる習性があります。

簡単に言うと、「みんながやってることは正しい」と考えているからです。

「みんなと一緒がいい」を文章のテーマとするときに気を付けたいのは、読み手が「この人みたいになりたい」「こんな集団と同じようになりたい」と考える分野をリサーチすることです。

あこがれの美肌女子が使っているものを知りたい

例えば、「美肌女子」というフレーズ。

肌を美しくしたいと考えている女子たちが、自分たちに当てはまる言葉に出会ったときに、集団を形成する。これは、「みんなと一緒がいい」のパワーです。

文章のテーマに応用するなら、

美肌女子が、どんな好みを持っているのか。

また、集団に共通した心理は、どんなものか。

美肌を継続していくためには、何が必要なのか。

「化粧水」を「美肌女子」向けにアピールしていくなら、雑誌で有名な「美肌女子」が同じ化粧水でも日本酒の化粧水を使っている情報を加えていく。

「透き通るような肌の美肌女子。美しさの秘訣は、『日本酒の化粧水』にありました。」

こんなキャッチコピーで書けば、美肌になりたい女子の心をわしづかみにできるはずです。

このように、読み手が「こんなふうになりたい」と思っている集団の分類がわかっていると、効果的です。

「自分もやらなきゃ」という心理が、人を動かす

結婚をテーマにパッと思いついたフレーズを2つ書きますね。

アラサー世代になり、そろそろ結婚が気になってきませんか?

面白くないですね。

行動を促す文面に、変えます。

あなたは知っていますか?アラサー世代の3人に1人が結婚しています。

実際の統計データは、国が発表しているものを使えばいいでしょう。

アラサー世代の3人に1人が結婚しているという事実は、過去に結婚を考えたことのある読み手なら「そういえば、自分も」と思わせる数字ではないでしょうか。

つまり、結婚したいと考えている集団に所属している読者にとって、すでに同じアラサー世代の3人に1人が結婚している事実は、強力な起爆剤になるのです。

このように、「特定の集団が行う、典型的な習性」をリサーチし、先回りして相手に刺さるワンフレーズを突っ込んでいく。

そうすると、読み手はスーッと流れるように行動してくれます。

承認欲求

youtubeの「いいね」や、ツイッターの「いいね、リツイート」機能。

いいねがつくことで、お金がもらえるわけではないのに、嬉しくなりますよね。

これは、人間が心の性質として持っている「承認欲求」が満たされるからです。

親、兄弟、友達、先輩後輩、先生、同僚、上司、恋人、相方。

ツイッターでつながってる人、今日初めて会う人。

認められたいという感情の強さは相手にもよりますが、誰もが、「今目の前にいる相手に、認められたい」と思ってしまいます。

承認欲求を満たす書き方のポイントは、文章中に「読み手を認めるフレーズ」を入れること。

「僕は、あなたのこんな姿勢にいつも感心してます」と書くだけで、相手の心に刺さるメッセージになります。

初めて会った相手に送るべきメッセージはこれでOK

SNSなどを通じて初めて会った相手へのメッセージで

○○さん、今日は楽しかったです。ありがとうございました。

○○さん、今日は楽しかったです。僕は、あなたのように「深く冷静に他人を分析できる人」と、初めてお会いしました。また、お話を聞けたらなと思っています。

どちらも好感触なんですが、心に刺さるのは後者のメッセージですよね。

理由は簡単で、文中に「承認欲求」を刺激するワンフレーズ「こんな人に初めてお会いしました」が入っているからです。

初めてのデートの後、相手から

○○さんのおかげで、楽しい時間を過ごせました。また遊びに行きましょう。

○○さんと一緒にカラオケに行ったことで「あいみょん」に対するイメージがガラッと変わりました。早速、「あいみょん」を聴いてます。また遊びに行きましょう。

やはり後者のメッセージが、心に刺さりますよね。

「イメージがガラッと変わりました」の一言を入れるだけで、相手の承認欲求を満たせています。

相手の年齢が若くても、年配でも同じで「初めてです」「変わりました」は、「認められたい」という読み手の承認欲求をわしづかみできます。

万人に通用する、最強のワンフレーズです。

あなただけに

○○君だから話すんだけどさ、、、

このことは、みんなに言わないでね

今ご覧になっているあなただけに当たります

「あなただけに」。人間はこの設定が好きで、心をぐっとわしづかみされます。

このような「あなただけにチャンスです」というキーワードに加えて、「レアである、希少価値がある」などの情報が追加されると、圧倒的に読み手を動かします。

「○○君だから、話しておくね」と書いて、締めに「まだみんなには言ってないから内緒にしてね」と書いてあったら、内容はどんなものでも、読み手に取って貴重な情報に感じられるはずです。

これは「あなただけに(特別)+情報の限定性(レア)」が組み合わさっているからです。

人間は、限定情報が大好き

例えば、ダンススクールのマンツーマンレッスンで、先生が生徒の背中を押すために

ここだけの話、今マンツーマンレッスンでやってる技、ほかのみんなは全然きれいにできてないからね。

これ、まだ○○君にしか言ってないから。すぐにはできないかもしれないけど、大丈夫。練習すれば、必ずできるようになる。

と伝えれば、相手のモチベーションがぐんっとアップするはずです。

ただ「あなただけへ」伝えているだけではなく、情報そのものが「あなただけ」に限定されている。この限定の2段重ねが、読み手の心をぐっとわしづかみするんです。

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