
こんな方におすすめ
- ジャズダンスの基礎技を勉強したい
- ジャズダンスの技のバリエーションを増やしたい
- ジャズダンスのターンをマスターしたい
ジャズ(Jazz)ダンスは、立ってる姿勢を見ているだけでもとても美しいものです。
立ち居振る舞いの一つ一つが洗練されていて、芸術性に溢れています。
フィギュアスケーターの気品あふれる優雅な動きも、ジャズダンスと共通するものがあります。
動いている姿も、止まっている姿も美しい、素晴らしいダンスです。
取り急ぎジャズダンスの基礎をガッツリ学びたい方は、1st STEP JAZZ 超入門編をポチってみてください。
ダンスに必要なすべての基礎知識をまとめたマインドマップを作ってみました。
短時間で読めるように、一つ一つの記事を短くしています。
必要な情報だけピックアップして、ご覧になってみて下さい。
※2019-06-27追記ここから
ジャズダンスでは「アイソレーション」が大事です
上の動画は、僕が、首胸腰のアイソレーションを連動させて身体のパーツを動かしている動画です。
良かったら、いいねやチャンネル登録していただけると嬉しいです☆
そして、ジャズダンスでも同じように、首・胸・腰のアイソレーションが大事になってきます。
ですので、アイソレーションもしっかり練習してみてください。
別記事で「絶対やってほしい!ダンスの基礎アイソレーションまとめ」という内容で、アイソレーションについて詳しく解説してますので、さっと目を通してみてください。
※2019-06-27追記ここまで
ジャズダンスをかっこよく見せよう
上の動画は、僕が実際にジャズダンスをかっこよく見せるために気をつけていることをまとめた動画です。
別記事で、「初心者向け!ジャズダンスをかっこよく見せる身体の使い方」としてまとめてますので、サクッと目を通しておきましょう。
Contents
- 1 ジャズダンスとは
- 2 ジャズ(Jazz)ダンスの基礎技 by Liz Piccoli
- 2.1 ボール・チェンジ・クロス(Ball Change Cross)
- 2.2 パッセ(Passe)
- 2.3 アクセルターン(Axel Turn)
- 2.4 シャッセ(Chasse)
- 2.5 コントラクション(Contraction)
- 2.6 ヒップウォーク(Hip Walk)
- 2.7 ドラッグステップ(Drag Step)
- 2.8 ファンキック(Fan Kick)
- 2.9 ヒッチキック(Hitch Kick)
- 2.10 ジャズレイアウト(Jazz Layout)
- 2.11 アイソレーション(Head, Shoulder & Hip Roll Isolations)
- 2.12 ピボットターン(Pivot Turn)
- 2.13 ベーシックターン(Basic Turn)
- 2.14 バットマン(Battement Exercise)
- 2.15 バレエ(ballete)ダンス用語
- 3 おすすめのジャズダンサー
- 4 おすすめの関連記事
- 5 まとめ
ジャズダンスとは
www.youtube.comジャズダンスは、20世紀初頭に有名になってきたいくつかのダンススタイルを取りまとめている包括的な言葉です。
ジャズダンスは、ルーツをたどってさかのぼっていくとAfricanやEuropeanの伝統的な動きからきていますが、独自にAmericanが作り出したもので、New Orleansのジャズミュージックと同時に発展してきました。
アメリカの他の地域とは異なり、New Orleansの奴隷は、アフリカ人としての地位を保って、ダンスの練習をすることを許されていました。
日曜日になると、後にCongo Squareと呼ばれるPlace des Nègresに集まって、歌ったり踊ったりしていました。
最終的に、このときのダンスや歌が、African Americanのコミュニティーを超えて幅広く人気になりました。
特に、南部に済むアフリカ人が北部の都市に移動する、アフリカ系アメリカ人の大移動であるGreat Migrationで広まっていきました。
ソーシャルダンスであるthe Charlestonやthe Jitterbugも、盛んで人気がありました。
1940年代に、ジャズダンスの社会的側面が、取り替えられていきました。
バレエのトレーニングをしてきたダンサーたちが、複雑な踊りを始めることで、ジャズダンスが大きく変わってきました。
特に、モダンで、Broadwayのステージに立つようなダンサーが、取り入れていきました。
技術的ジャズの新興スタイルが、Jack Cole、Jerome Robbins、Gwen Verdon、Bob Fosseらによって、今日のジャズダンスの基本スタイルとして作り上げられていきました。
現在では、ジャズダンスは進化を続けていて、他のダンススタイルと混ぜ合わせられています。
例えば、ストリートジャズやシアターダンスです。
しかしルーツを辿っていけば、民族折衷に立ち返って、今もなお続いています。
最近のジャズダンスのコンテンポラリーのパイオニアには、Katherine Dunham、Michael Jackson、Luigi Faccuito、Michael Bennettなどがいます。
SYTYCDで注目のコレオグラファーとしては、Wade Robson、Mandy Moore、Sonya Tayehなどがいます。
ジャズダンスを構成する主なエレメントをまとめておきます。
- Isolations(アイソレーション):胸や手首などの身体の一部を独立させて動かします。
- Grounded movement(地面に接した動き):ダンサーは重心を下げた姿勢をキープし、しばしばひざを曲げたりもします
- Syncopation(シンコペーション):観客を驚かせるために、音楽の伴奏のオフビートにアクセントを入れたりします
- Contractions(コントラクション):呼吸が動機となって、ダンサーが体幹を使ってCの形を身体で表現します
- Sensuality(センシュアリティー):伝統的なスタイルにはない、セクシャルな魅力がジャズダンスにはあります
参考になる記事を載せておきます。
ジャズ(Jazz)ダンスの基礎技 by Liz Piccoli
www.youtube.comジャズ(Jazz)ダンスの基礎技について、Howcastという人気youtubeサイトでLiz Piccoliさんが教えてくださっているので、その動画を元にお伝えしていきます。
上の動画は、Audrey Caseさんの踊る、 James Bayの「Incomplete」という曲のコリオです。
一つ一つの動作から、彼女のエネルギーが溢れ出してくるようです。ダンスの美しさから、生きるパワーを貰える気がします。
というわけで、ジャズ(Jazz)ダンスの基礎技についてお伝えしていきます。
ボール・チェンジ・クロス(Ball Change Cross)
www.youtube.comジャズ(Jazz)ダンスのボール・チェンジ・クロス(Ball Change Cross)について、お伝えしていきます。
- 腕をサイドに大きく開いて伸ばします
- 右足をアップのリズムでステップアウトします(開きます)
- 右足の指は、つま先立ちです。つま先でボールに乗るようなイメージなので、ボールと言います。これは、ボクの考えたイメージです。英語を意訳すると、拇指球に体重を乗せるから、ボールってことだと思います
- ダウンで左足に体重を乗せて軽くひざを曲げます
- 右足を左足の斜め前へクロスさせます
- 足のポジションは、ターンアウト(開いた状態)です。ジャズダンスのポジションで言うと、4番に近いイメージです。足のポジションが、パラレル(平行)にならないように注意しましょう
- 左も同じように、左足をアップでステップ・アウトして、重心を右足にチェンジするときにダウンして、左足がターンアウトでクロスしていきます
- 腕をサイドに伸ばして、指先もしっかり伸ばして、お腹にしっかり力を入れて動いていきましょう
- 慣れてきたら、だんだん速くしていきます
- さらに、アップのときに、肩をウェーブさせるように滑らかに入れていくとかっこよくなります
パッセ(Passe)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのパッセ(Passe)について、お伝えしていきます。
パッセには、2つのバージョンがあります。
ターンアウト(足を開いた状態)と、パラレル(足が平行な状態)です。
- 両腕をサイドに伸ばします
- 右足の小指が、左ひざの下辺りにくっつくように右足を上げます
- 右足のひざが、ターンアウト(開いた状態)になるようにします
- 右足と左足の間に、三角形ができるようなイメージでやってみてください
- パラレルのパッセは、ひざをしっかり上げて、お腹に力を入れて、首を長く、背中もまっすぐ胸を斜め上に張るように伸ばします
リズムに合わせてやってみましょう。
- 両腕をサイドに伸ばして、右足で4回ターンアウトのパッセを入れていきます
- ドゥミ・プリエ(ひざの位置が浅いプリエ)を入れて、リフトアップ(アンオーで上に手を伸ばして、つま先立ちになる)を入れていきます。上で、バランスをとりましょう
- 左足で、4回ターンアウトのパッセを入れていきます
- ドゥミ・プリエ(ひざの位置が浅いプリエ)を入れて、リフトアップ(アンオーで上に手を伸ばして、つま先立ちになる)を入れていきます。上で、バランスをとりましょう
- パラレルポジションでも、右左両方パッセを入れていきます
- パラレルポジションでは、ニュートラル(真ん中の位置)でドゥミ・プリエとリフトアップを入れていきます
- 最後は、レングゼン(腕を上から伸ばして前を通って下に放り投げる)を入れていきます
- torso(胴体)をしっかり上に向かって伸ばして、バランスを上に伸びるように持っていきます
- リフトアップしたあとは、肩をしっかり下げて戻すようにしましょう
ターンアウトのパッセでは、腕を前にレングゼン(伸ばすこと)します。
パラレルのパッセでは、腕をサイドにレングゼン(伸ばすこと)します。
アクセルターン(Axel Turn)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのアクセルターン(Axel Turn)について、お伝えしていきます。
- foudue tenduで始めて、シェネを入れて、アクセルジャンプをします
- まず、一番ポジションでスタートします
- 右足を4番ポジションで、つま先立ちでtendu devant(フロント)を入れて、左足のひざを少し曲げてfonduを入れます
- パラレルのポジションでシェネを入れます
- 右足をターンアウトで右に踏み込んでtombeを入れます
- 左足を右足に近づけて、パラレルポジションで回転していきます
- 1回転したところで、右足を伸ばしてdevant(フロント)に入れていきます。a la sconde(横方向に)(アラスゴンド)に右足を回していきます
- 外に回した足を内側に持ってきて、パラレルのパッセを入れていきます
- 同時に、腕を2番ポジションから3番ポジションに持ってきて、2番に戻していきます
- 最後に、tenduで右にステップ・アウトします
常に、コアを上に上に持ってくるイメージで、やってみてください。
腕をしっかり上に伸ばして、首も長く上に向かって伸ばしていきましょう。
fonduは、プリエを軽く入れるときに足首に向けて、ターンアウトのパッセを入れる動きです。
この動画で確認してみてください。
tenduは、つま先をスッと前後サイドに伸ばしていく動きです。
この動画で確認してみてください。
tombeは、5番ポジションから右足をターンアウトでパッセして右に踏み込んでいく動きです。
この動画で確認してみてください。
tombeは、よくPas de Bourree(パドブレ)につなげる動きで使われます。
Pas de Bourree(パドブレ)について、この動画で確認してみてください。
シャッセ(Chasse)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのシャッセ(Chasse)について、お伝えしていきます。
シャッセは、leap(跳ぶ)前の準備段階としてよく使われます。
床に対してプリエ(plie)を入れていくやり方を教えるのにも使われます。
ステップで移動するときにも使われる便利な動きです。
- 腕は、2番ポジションでサイドに広げる(arms out)か、3番ポジションで上に上げる(arms up)か、もしくは片方の手を前に出す(arms front)か好きな形でやります
- シャッセは、追いかけるという意味です。片方の足をもう片方の足で、床から追いかけるイメージです
- 片足を滑らせて、もう片方の足で追いかけていきます
- 4番ポジションでプリエを入れます
- 5番ポジションでジャンプします
- 着地して、右足を右へスライドさせていきます
- 足が、ターンイン(内側に入ること)しないように、しっかりターンアウト(開くこと)した状態で動くようにしましょう
ジャンプしているときの足のポジションは、5番です。
足のポジショニングをしっかり意識してやってみてください。
コントラクション(Contraction)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのコントラクション(Contraction)について、お伝えしていきます。コントラクション(Contraction)は、収縮という意味です。とても伝統的なジャズダンスの動きです。
- 膝を軽く曲げて、Cの形を身体を丸めて作ります
- 肩は、プレスダウン(前に落とした状態)します
- 次に、expansion(拡張すること)を入れていきます
- 胸を大きく空に向かって開いていきます
- 天井に向かって、素晴らしいコーヒーカップを胸に乗せているのをイメージしてやってみましょう
- 腕は、胸の横に開きながら落としていきます
- コントラクションで、腕を下から肩まですくい上げるように上げていって、エクスパンションで肩から、腰のあたりまで腕を下げていきます
では、コンビネーションでやってみましょう。
- 一番ポジションで立ちます
- 腕をlift up(上に上げる)しながら、前を向いて2番ポジションでプリエを入れていきます
- 右側を向いて2番のパラレル(平行)ポジションで、コントラクションを入れていきます
- 上に上げるときに正面に向きを変えて、腕をlift up(上に上げる)しながら、前を向いて2番ポジションでプリエを入れていきます
- 左側を向いて2番のパラレル(平行)ポジションで、コントラクションを入れていきます
- 正面でプリエを入れて、サイドでコントラクションを入れる動作を繰り返していきます
お尻の位置を決めて、足を動かす練習になるし、身体をしっかり固定するためのコアのトレーニングにもなります。
ヒップウォーク(Hip Walk)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのヒップウォーク(Hip Walk)について、お伝えしていきます。スタイライズドジャズウォーク(Stylized Jazz Walk)とも言います。
- 肩を落として腕を少し後ろに引きます 。お尻の丸みをつかむような手先の状態にします
- 胸はしっかり斜め上に上げた状態にします
- 常に、つま先立ちのルルベ(releve)で動きます
- ペンシルスカートを履いて、タイトロープの上を歩くようなイメージで歩きます
- その状態で、右足をつま先立ちのルルベ(releve)で前に出したら、お尻を右に出しながら歩きます。おばあちゃんのハイヒールを履いているようなイメージで歩きます
右のお尻がサイドに出ているときは、自然と右肩が少し下がるようなイメージで動くとかっこよくなります。そのときに、右手の先が、自然と少しお尻に隠れるようになるとさらにかっこよくなります。
ドラッグステップ(Drag Step)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのドラッグステップ(Drag Step)について、お伝えしていきます。
- 左足は、パラレルのfouduにして、右足をextended(伸ばした状態)でスタートします
- つま先立ちのルルベ(releve)で、空に向かって腕を伸ばして、足は、親指(Big Toe)を床にすらせるように、重たいものを引きずるようにドラッグ(drag)して滑らせていきます
- 右足を左足にクロス(cross over)させる形で、fonduの4番ポジションにもってきます
- 腕は、上から下に滑らかに降ろしていきます
- 練習するときは、drag,step,drag,stepと声に出しながら、繰り返してみましょう
- 慣れてきたら、circular position(円を描くような動き)で、大きな円の上を歩くように動いてみましょう
ファンキック(Fan Kick)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのファンキック(Fan Kick)について、お伝えしていきます。
- fondu tonduの形でスタートします
- tombe(touduの足で、つま先を数センチ向こう側に踏み込むように移動する動き)を入れてひざが少し曲がっている状態です
- 膝を曲げたままパラレルで回りながらシェネ(shane)を入れていきます
- 最後にルルベを入れて、右足を高く上げてファンキック(Fan Kick)を入れます
- ファンキックのときに、腕も大きくlift up(大きく上に伸ばす)していきます
- 腕を滑らかに、降ろしていきます
- ファンキックは、足をストレッチした伸ばした状態で入れていもいいし、fonduの状態で入れてもいいし、まっすぐに足を伸ばしたピケ(pikue)で真っ直ぐの状態からファンキックを入れてもいいです
- ファンキックは、足を上げて回していきます。扇風機のように回すイメージで足を動かします
- 低い位置からではなく、高い位置から、高い位置に足を回すように意識しましょう
- リズムに合わせてやると、ダウン、ダウン、アップ、エン、ダウンです
- 慣れてきたら、ダウンダウン・ファン、ダウンダウン・ファンと連続してやってみましょう
- ダウン、ピケ、ファン、ダウン、ピケ、ファンのバージョンもやってみてください
ヒッチキック(Hitch Kick)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのヒッチキック(Hitch Kick)について、お伝えしていきます。ヒッチキック(Hitch Kick)も伝統的な、オールドスクール(Old School)ジャズの動きなので、しっかりマスターしていきましょう。
- 右足を右に踏み込んだ、tombeのポジションでスタートします
- 左足でパッセを入れます
- 両腕を上に大きく伸ばして、右足を上に振り上げます
- 腕を滑らかに降ろしていきます
- 慣れてきたら、ヒッチキック、トンベ、ヒッチキック、トンベと繰り返してみましょう
ジャズレイアウト(Jazz Layout)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのジャズレイアウト(Jazz Layout)について、お伝えしていきます。ジャズレイアウトは、ジャズダンスの中でも、最も美しいステップの一つだと思います。ですが、最近のジャズダンスシーンでは、あまり使われてないような気がします。是非、マスターしてみてください。
- 左足を左に踏み込んだquasi positionで、足はターンアウトで開いた状態にします
- 右足をデヴァンテ(devante)かデヴェロペ(develope)で前に蹴り上げて、同時に背中を大きく後ろに反らせて、腕も後ろに向けて、下から後ろへ向けて、後ろ回りで大きく反らせて後ろに対して伸ばしていきます
- クランチやピラティスなどの動きで鍛えていくと、体幹が強くなって、ジャズレイアウトがかっこよくできるようになります
アイソレーション(Head, Shoulder & Hip Roll Isolations)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのアイソレーション(Head, Shoulder & Hip Roll Isolations)について、お伝えしていきます。ジャズダンス含めすべてのダンスにとって、とても大事なアイソレーションの動きをしっかりマスターしましょう。頭と、肩と、お尻(腰)の3つの動作をやっていきます。
- 肩幅より少し広いくらいに足を開きます
- 少し膝を曲げて、軽いプリエでスタートします
- ヘッドロールは、下・サイド・上・サイドと滑らかに首を回していきます
- 反対向きにも回していきましょう
- ショルダーロールは、両肩同時に前から後ろへ回していきます。腕はリラックスさせましょう
- 後ろから前にも回していきます
- 左右交互に後ろ回しに回していきます
- 反対側に、左右交互に前回しに回していきます
- ヒップロールは、サイド・バック・サイド・フロントと回していきます
- お尻で円を描くように回していきます
- 反対側にも回していきましょう
- 身体の他の部分が動かないように注意しましょう
アイソレーションの動きは、身体の血流も良くしますし、続けていくことで、身体の動きも美しく洗練されたものになっていきます。がんばってください。
ピボットターン(Pivot Turn)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのピボットターン(Pivot Turn)について、お伝えしていきます。ものすごく簡単なジャズダンスステップなので、しっかりマスターしましょう。重心移動をマスターするのにとても役に立つターンです。
- つま先立ちで前に歩きます
- 左肩側に、180度反対側に、ピボットターンします。ターンのとき、左肩を少し上げるようにするとかっこよくなります
- 後ろを向いた状態で、つま先立ちで身体の向いている進行方向に歩きます
- 同じように後ろを向いた状態で左肩側に、180度反対側に、ピボットターンします。すると、前に戻ってきます。ターンのとき、左肩を少し上げるようにするとかっこよくなります
- ターンする回転している側の肩を少し上げるイメージでターンします。回ってる側の肩が上がっているイメージです
- 手先は、腰回りに置いたりして好きな形でターンしてみましょう
- ターンするときに、つま先立ちでアップを入れていきます
ベーシックターン(Basic Turn)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのベーシックターン(Basic Turn)について、お伝えしていきます。ピルエット(pirouette)とインワードターン(Inward Turn)についてお伝えします。しっかりマスターしましょう。まずは、ピルエット(pirouette)についてお伝えしていきます。
- 腕は、Lポジションで左手サイド、右手を前に伸ばします
- 右足で後ろにボール、左足でチェンジを入れるときに軽いプリエでダウンを入れていきます
- 右足でパラレルのパッセを入れながらアップを入れていきます。腕は、胸の前で空気を抱えるようにします。アップの状態でそのまま少し、ホールド(止まること)します
- 最後は、ダウンを入れて、腕も滑らかに落としていきます
- 前・サイド・後ろ・サイドと繰り返していきます
- 慣れてきたら、ハーフターンにしていきます
- パッセの右足が、しっかり左足のひざにくっつくようにします
- アップのとき、しっかり全身が上に伸び上がるようにイメージします
- さらに、シングルターン、ダブルターン、トリプルターン、クアドラプル(4回転)ターンとできるところまでやってみましょう.。クアドラプルターンは、クアドターンとも言います
- ダブルターン以降は、ターンの数だけ、上にアップする回数が増えると思ってください
- ダブルターンは、ボール、チェンジ、アップ、アップ、ダウンのイメージです
- 反対側でもベーシックターン(Basic Turn)の練習をしていきます
次は、インワードターン(Inward Turn)についてお伝えしていきます。
- 前に向かって、トンベ(tombe)のポジションをとります
- 腕は、右手をサイドに、左手を後ろに伸ばして準備します
- 左足をパッセで右足のひざにくっつけて、ターンしていきます
- ターンするときに、アップを入れていきます。足は、ルルベでつま先立ちです
- 腕は、左手を開きながら右手を左手に引き寄せるようにして、最後は空気を抱える形にします
- 最後は、腕を軽く下に降ろしながらダウンを入れていきます
- 反対側でも、インワードターン(Inward Turn)の練習をしていきます
バットマン(Battement Exercise)
www.youtube.com次は、ジャズ(Jazz)ダンスのバットマン(Battement Exercise)について、お伝えしていきます。グラン・バットマンは、とても大きなキック動作です。バットマンでキックをしっかり伸ばすためのコツをマスターしましょう。
- アラセゴンド(横)からやっていきます
- 足は一番ポジションです。腕は、三番ポジションで右手を上げます
- 右足をteuduで前に出します
- 一番ポジションに足を戻して、右足を大きく振り上げてグラン・バットマンを入れていきます
- 一番ポジションに足を戻します
- 腕をアラセゴンドで、サイドに伸ばします
- 右足をtenduでサイドにつま先を出して、flexでつま先を上に向けて、tenduでつま先を下に向けて、一番ポジションに戻します
- 右足で30度くらいのデガジェをサイドに入れて、グラン・バットマンを入れていきます
- 一番ポジションに足を戻します
デリエール(後ろ)にも同じように足を動かしていきます。
- 後ろに向けて、ポイントでつま先を伸ばして、フレックスでかかとを伸ばして、ポイントでつまさきを伸ばします
- 一番ポジションに戻して、30度くらいの高さにデガジェを入れて、グラン・バットマンを入れていきます
また、アラセゴンド(横)に、同じように足を動かしていきます。
- 腕をサイドに伸ばして、teudu、flex、point、一番ポジション、デガジェ、一番ポジション、グラン・バットマン、一番ポジションの順番で入れていきます
- グラン・バットマンのときに、お尻が上がらないようにしましょう
ドゥヴァン(前)にも、同じように足を動かしていきます。
- アラセゴンドで腕をサイドに伸ばして、teudu、flex、point、一番ポジション、デガジェ、一番ポジション、グラン・バットマン、一番ポジションの順番で入れていきます
もっと違ったグラン・バットマンの練習方法もあります。
- ドゥヴァンに、右足で45度のローキック(低いキック)を入れます
- ボール・チェンジ・ステップ(もしくはクロス)で、右足後ろ・左足に乗って、4番ポジションに右足を踏み込みます
- 同じように、ドゥヴァンに左足で45度のローキック(低いキック)を入れます
- ボール・チェンジ・ステップ(もしくはクロス)で、左足後ろ・右足に乗って、4番ポジションに左足を踏み込みます
徐々に慣れてきたら、キックで足を上げる高さを、耳のあたりまで上げていけるように練習してみてください。首をまっすぐ上に向かって伸ばして、コアがぐらつかないようにしっかり腹筋と体幹を使って身体をまっすぐ上に伸ばした状態を維持します。息を止めないように注意してください。しっかり呼吸をしながら、バットマンの動作を続けていきましょう。
バレエ(ballete)ダンス用語
先ほどのグランバットマンの解説で、バレエ(ballete)ダンス用語がたくさんでてきましたので、しっかり押さえておきましょう。
- バレエ用語で、足の開き方を指す言葉が2つあります。開く形を、ターンアウト、平行に揃える形を、パラレルと言います
- バレエ用語で、方向を指す言葉が3つあります。前を、ドゥヴァン、横を、アラセゴンド、後ろを、デリエールと言います。覚えておきましょう
- バレエ用語で、足を上げる高さを指す言葉が、2つあります。45度くらいをジュッテ、 45度まではあげないくらいの高さの30度くらいをデガジェと言います
- バレエ用語で、足先の動かし方を指す言葉が、2つあります。かかとを伸ばすことをフレックス、つま先を伸ばすことをポイントと言います
おすすめのジャズダンサー
Anna Julia Dębowskaさんや、Nastya Gladunさんなど、おすすめのジャズダンサーについてお話ししていきます。
Anna Julia Dębowska
www.youtube.comAnna Julia Dębowskaさんは、Jessie J.のNobody’s Perfectを踊った動画が、600万回以上再生されたことで、有名なジャズダンサーです。
最初から、足の上がる角度が半端なく高いですね。寝た状態からのキックの角度を見ても、Annaさんの身体が柔軟なことがよくわかります。
動画の38秒くらいから見てみてください。
簡単そうにトリプルターンを決めていますが、めちゃくちゃキレイで美しいです。
ターンは、ジャズダンスではとても大事な基本技です。
基本をしっかりやりこんで練習することで、ターンするだけでも美しい踊りに魅せることができるという、いい例だと思います。
立った状態から、ドロップして180度開脚して足を開いて後ろに抜くという技をされていますが、これも身体が柔軟であることを前提とした動きです。
普段からしっかり柔軟運動をやって、柔らかい体を作っておけば、Annaさんのようにしなやかで美しい、柔らかい動きができるようになるんでしょうね。
人知れぬ努力をされてきたんだなということが、開脚の動きからうかがいしれます。
Nastya Gladun
www.youtube.comNastya Gladunさんは、John Legend – You & I (Nobody In The World)を踊った動画で、有名になったジャズダンサーです。
ゆっくりなテンポに合わせて、流れるように動いていく姿が美しいです。
ジャズスクエアだったり、ターンだったり、ファンキックだったり、トリプルターンだったり、ほんとに基礎的な技で振り付けが構成されています。
しっかり基礎ができていると、こんなにもなめらかに美しく踊ることができるんですね。
ごく自然に立位での180度開脚をされてますが、修行するかのようにひたすらやりこまないと、普通の人にはまず出来ません。
立位の180度開脚を自然にやっているところを見ると、ものすごい柔軟練習を重ねてきたことがわかります。
動画のタイトルはJazz Modernということですが、歌詞の意味を踊りに取り入れているようですので、リリカルジャズっぽさもあるかと思います。
ジャズダンスの基礎について、もっとがっつり学びたい方は、LEEさんが教えてくださっているDVDが、参考になるかと思います。
おすすめの関連記事
その他のジャズダンス記事も参考にしてみてください。
まとめ
www.youtube.comジャズダンスは、身体の柔軟性を必要とするダンスです。
一朝一夕で、マスターできる動きではないでしょう。
グラン・バットマンなどの足を大きく振り上げる動きは、見よう見までちょっとやっただけでは、到底できるようにはなりません。
地道な基礎練習が、必要になってきます。
無理だ、もうやめようとくじけそうになることもあると思います。ですが、あきらめずに毎日少しずつでもいいので、基礎練習を続けてみてください。必ず、できるようになります。
また、すごく簡単に見える動作もあります。
ボール・チェンジ・クロスやピボット・ターン等は、初心者の方でも、すぐにできるようになると思います。
まずは、簡単な動作から少しずつジャズダンスの動きに慣れていってみてください。
そこで、できるようになったと言って、基礎の練習をやめるのではなく、毎日のように少しずつでもいいので、簡単な基礎動作の練習をするようにしてみてください。
同じ基礎動作をやっても、美しく見える人と、そうでない人がいます。その差は、単純明快です。
基礎練習をどのくらいやったかの違いが、簡単な動作でも、美しく見えるか、見えないかのさを生み出します。
常に、基礎動作を練習し続けることを、意識してみてください。
あなたのダンスは、必ず上達すると思います。
ジャズの動きの解説で、バレエ・ダンスの用語が、たくさん出てきます。
日本人ジャズダンサーも、アメリカ人ジャズダンサーも、ジャズダンスの動きを解説するときに、フランス語のバレエ・ダンス用語を使います。
なんとなく曖昧にしておくのではなく、一度しっかりバレエ・ダンスの用語を勉強してみてください。
だんだん使ううちに、自然とわかるようになってくると思います。
がんばってください。
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