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20歳の自分に教えたい!ブログ記事文章の書き方!

20歳の自分に教えたい!ブログ記事文章の書き方!
文章を書くときに、なんとなく適当に書き始めてませんか?

  • ①ブログ記事を書くときに、構成を考えてない。
  • ②伝わりやすい文章とは、どういうものか他人に説明できない。
  • ③言葉では相手に伝えられるのに、文章になると途端にうまく表現できない。

当てはまった方、いますぐ考えを改めて下さい。

なぜ考えを改めないといけないのかを、20歳の自分に受けさせたい文章講義 をもとに、ブログ記事文章の書き方としてまとめてみました。

取り急ぎ、文章を書くためのポイントを押さえたい方は、目次を参考にして、以下の4つに必ず目を通しておきましょう。

  • 映画やテレビドラマなどの映像表現を参考にする
  • 論理展開のマトリョーシカ人形
  • 読者を巻き込む起”転”承結
  • 何を書くか?ではなく何を書かないか?

まずは、気になる項目だけでいいので、読んでみて下さい。

1つの項目を理解できたら、すべての項目に目を通していきましょう。読み終えるころには、文章の書き方が、今まで以上にきちんと理解できるはずです。

4つの項目を押さえたら、ぜひ、すべての項目に目を通してみてください。

その気持ちを翻訳しよう

  1. ①文章を書こうとすると、途端に手が止まってしまう
  2. ②言葉では喋れているはずなのに、気持ちを文章に落とし込むことができない

こういった経験は、ありませんか?

であれば、自分の伝えたいことと、書いた文章の間には、きっと大きなズレが生じているはずです。

ズレを解決するために、今からお伝えする、自分の頭の中を翻訳する作業が大事になってきます。

翻訳する

映画を見たり、本を読んだりして、その感想を誰かに伝えるときに、面白かったというだけでは、何も伝わりません。その作品が、どういうストーリーで、どんな人物がいて、どういうシーンでどんなことが起こって、どこに面白さを感じたのかを、言葉に翻訳する必要があります。

なんかわからないけど面白いという事実に対して、そのなんかよくわかんない部分に言葉を与えなければならない。

人は解を得るために書くのだし、解がわからないから書くのだ。

わからないことがあったら、書こう。自分の言葉に翻訳しよう。そうすれば、自分なりの解が見つかるはずだ。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 40-41p

考えるために書く

文章の世界では、考えてから書きなさいというアドバイスが語られますが、、、もしも目の前に20歳の自分がいたら、僕はもっと根本的なアドバイスを送るだろう。

つまり、考えるために書きなさいと。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 41p

例えば、映画を見たときに、なんとなく面白かったという気持ちになったとき、すぐに表現できますか?

意外と、なぜ面白かったかをわかりやすく表現できる方は少ないはずです。

そこで、なんとなく面白かったということを、具体的にどう面白かったのか考えるために、書くことが大事になってきます。

書くことは、考えることそのものです。

書くという作業を通して、頭の中を見える状態にして、そこからあれこれと情報をつなぎ合わせていきます。

結果的に、なぜあの映画が面白かったのかを、具体的に説明できるようになっているはずです。

聞いた話を誰かに話す

誰かに取材した内容でもいいし、友達と話したことでもいいので、その内容を誰かに話してみましょう。自分の言葉を文章に翻訳するための基礎を身につけることができます。

話すことによって何が得られるか?ぼくは、3つの再と呼んでいる。

①再構築:言葉にするプロセスで話の内容を再構築する。

②再発見:語り手の真意を「こういうことだったのか!」と再発見する。

③再認識:自分がどこに反応し、なにを面白いと思ったのか再認識する。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 43p

①の再構築するときのポイントは、その人の話し言葉をそのまま使うのではなくて、その人が語っていた状況を自分なりに再構築して、文章にして話すことです。あくまでも、自分の言葉に落とし込むことによって、翻訳の基礎が身につきます。

②の再発見のポイントは、取材当時、話を聞いていてもわからなかったことが、誰かに取材の内容を話すことで、「ああ、なるほどそういうことか!」と。後になって気づくことができるということです。この再発見は、自分では気づかなかったことに気づくという点で、非常に大事なポイントです。

③の再認識のポイントは、自分が取材した内容のどこに興味を示したか、フォーカスするピントがわかるということです。自分というフィルタリングを通して情報を人に話すので、自分が何に対して心を動かされたかがわかるようになります。

文章はリズムで決まる

  1. ①書いてあることは正しいんだろうけど、なんだか読みにくい。
  2. ②難しいことがたくさん書いてあるけど、論理の展開がむちゃくちゃ。

こういった文章を読んだことがありませんか?

実は、文章は、リズムが大事になってきます。上記のように感じる理由は、文章のリズムが悪いからです。ここからは、文章のリズムについて、詳しくお伝えしていきます。

文体とはリズムである

リズムの悪い文章というのは、端的に言えば読みにくい文章のことである。

読みにくい文章は、文がおかしいのではなく、文と文とのつなげ方や展開の仕方がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。

文章のリズムは、論理展開によって決まるのである。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p59-p63

論理的な思考ができる人でも、言葉に、文章に考え方を落とし込んでいくと、リズムの悪い支離滅裂な内容になることが多いかと思います。リズムが悪いというのは、文章として間違っているということではなくて、構成として読んでてしっくりこない文章です。

ようするに、論理的な思考は出来ているけど、論理の展開が下手であれば、文章がリズムの悪い読みにくいものになってしまいます。

美文よりも正文を目指す

ぼくは、美しい文章など目指すべきではないと思っている。

一方、正しさを意識することは、客観的な目線を意識することにつながる。

そして大切なのは、自分の意見が完全な主観であり、感情だということだ。

われわれは、感情を伝えたいからこそ、論理を使うのだ。主観を語るからこそ、客観を保つのだ。
引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p74-76

美しいというのは、あくまでも主観的なものです。客観性のない主観的な文章になればなるほど、文章が支離滅裂になっていきます。支離滅裂というのは、先程もお話しした、リズムの悪い文章のことです。

また、文章に正解は、存在しません。ですが、あからさまな不正解というものは、存在しているように感じます。

そして、文章として誰かに伝えたいこととは、何でしょうか?それは、あなたが取材したことについて、どういうふうに感じたかという、意見を伝えることです。意見とは、主観であり、感情そのものです。

文章には、身振り手振りもないし、顔文字もないし、絵文字もありません。そこで、論理を使って、接続詞も使って、客観的に文字のみで相手に意見を伝えることが大事になってきます。

文章の視覚的リズムとは?

文章を書こうとする人の多くが、大事な視点を忘れている気がする。それは、読者は文章を眼で呼んでいるという事実だ。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p82

文章に視覚的リズムを作るためには、次の3つの事項が大事になってきます。

  • ①句読点の打ち方
  • ②改行のタイミング
  • ③漢字とひらがなのバランス

①の句読点の打ち方ですが、一行に一つは、句読点を入れましょう。文字と文字との間に物理的なスペースを作ることで、わずか半文字程度のスペースでも視覚的に読みやすい文章になります。

②の改行には、行間の、横の圧迫感を和らげる役割があります。改行のタイミングは、10行も20行もだらだらと文章を続けるのではなくて、最大5行を目安にどんどん改行を入れていきましょう。

読者というのは、僕も含めて流し読みしています。強調したいポイントがあったら、改行を活用してみてください。

③の漢字とひらがなのバランスですが、感じを多用した文章は読みにくいものです。同時に、ひらがなを多用した文章も、ひらがなの圧迫感があって読みにくいです。ですので、感じとひらがなのバランスが大事になってきます。

イメージとしては、ひらがなの中に、キーワードとして漢字が入ってくるようなバランスを意識しましょう。

3つをまとめると、

  • ①の句読点を入れることで、縦の圧迫感を解消します。
  • ②の改行を入れることで、横の、行間の圧迫感を解消します。
  • ③の漢字とひらがなのバランスを考えることで、文字そのものがもつ圧迫感を解消します。

構成は、眼で考える

映画やテレビドラマが、なぜ面白くてついつい見てしまうようになっているかご存知でしょうか?逆に、なぜ面白くないテレビドラマがあるのでしょうか?

  1. ①同じような題材を扱っているのに、面白いドラマとまったく面白くないドラマがある

それは、面白い作品は、構成をしっかり考えているからです。文章においても同じことが言えます。文章も、ドラマのようにカメラワークが入れ替わったり、いろんな展開があってこそ面白くなります。

ここからは、文章の構成を眼で考えるための方法をお伝えしていきます。

映画やテレビドラマなどの映像表現を参考にする→重要!

芸術性ではなく、わかりやすいこと、伝わりやすいこと、手っ取り早いことが優先されるテレビの再現ドラマを参考にしましょう。

  1. ①導入:客観(俯瞰)のカメラ(遠景)
  2. ②本編:主観のカメラ(近景)
  3. ③結末:客観のカメラ(遠景)

文章を書くときも、この3つの点から、カメラと同じように人の眼を意識するべきだと思います。

  1. ①序論:客観のカメラ(遠景)
  2. ②本論:主観のカメラ(近景)
  3. ③結論:客観のカメラ(遠景)

①の序論では、客観的な状況説明を行っていきます。何について記述するのか、なぜそのことを記述する必要があるのか、世間的にはどういうふうになっているのかなど、全体を俯瞰して状況を説明していきます。

②の本論では、僕自身が①で語ったことについて、どう考えているのかを述べていきます。序論とは違って、限りなく記述する内容に近づいてフォーカスしていきます。ですので、本論では、自分の主観を語っていきます。

③の結論では、本論の近すぎる視点からからちょっと遠ざかっていって、また俯瞰して全体を見ながら説明していきます。結論では、全体を総評してまとめるような作業を行っていきます。

①の序論では、導入文が重要なものになってきます。読者は最初の導入部分を読む段階で、文章を最後まで読むかどうかを瞬時に判断していきます。

導入部分の重要性について、筆者の古賀さんはこのように述べています。

日常文だからこそ大切になる要素がある、それは導入分の書き方だ。

読者はいつも読まないという最強のカードを手に、文章と対峙しているのである。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p121

そこで、文章をなんとか読み進めてもらうために、読者の期待を煽るための予告編としての導入には、3パターンあります。

  1. ①インパクト優先型
  2. ②寸止め型
  3. ③Q&A型

①のインパクト優先型では、例えば、最初に強めの結論を持ってきます。前後の文脈を意識せず、読者の関心を引きつけるために結論をドカーンと持ってくるスタイルです。

②の寸止め型では、結論に至る核心的な情報には触れず、周辺の情報を散りばめて文章を最後まで読ませる手法です。ホラー映画でよく使われる手法で、登場人物が何者かに対し恐怖している様子を声や映像で見せて、それが何によって驚いているのかを見せないようなやり方です。

特に、③のQ&A型は、面白みこそ少ないかもしれませんが、冒頭の導入部分を呼んでもらうだけでも、文章全体として言いたいことが伝えられます。読者に、簡潔に情報を伝えてあげたい場合におすすめです。

3つのパターンを覚えるためには、映画館やテレビ、ネットのCMでおもしろい予告編を見たら、その構造を考えてみてください。文章導入部分を考えるときの、参考になります。

論理展開のマトリョーシカ人形→重要!

論理的であるとは、すなわち論が理にかなっているということだ。

ここでの論とは、主張のことだと考えればいい。そして理は、理由と考える。

つまり、自らの主張が確かな理由によって裏打ちされたとき、その文章は、論理的だと言えるのだ

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p130

マトリョーシカとは、入れ子構造になっているロシアの民芸品のことです。論理の展開も、マトリョーシカのように、入れ子の3層構造にして考えていくとわかりやすくなります。

  1. ①大マトリョーシカ(主張):文章を通じてあなたが言いたい主張
  2. ②中マトリョーシカ(理由):あなたが主張を訴える理由
  3. ③小マトリョーシカ(事実):理由を補強する客観的事実

マトリョーシカに例えると、主張を開けると、中には理由が入っています。理由を開けると、中には事実が入っています。主張にはしっかり中身が詰まっていて、中身というのは理由であり、理由には、それを支える事実があります。

マトリョーシカのような3層構造を作ることによって、論理的文章が出来上がります。

①の主張ですが、どんな文章であれ、主張が必要です。文章を読む時、読者は、書き手が何を言いたいのか考えながら読み進めています。ですので、書き手としては、結論として何が言いたいのかをはっきりさせて、一言で答えられるように文章を書いていくべきです。

文章を書くことは、自分の意見を述べて他人の行動を変えようとする、文字による力の行使です。

文章による力の行使をして、好かれるのか、嫌われるのかは、読者の判断に委ねられます。ですが、嫌われることを恐れているのなら、文章を書かないほうがいいです。文章を書くということは、それ相応の反発も覚悟するべきです。

先程の序論、本論、結論の流れに戻って考えると、3層構造の論理的マトリョーシカは、事実、主張、理由の順番で用いられるパターンが、実際は多いです。客観的な事実を序論で述べて、主観的な意見を主張して本論として述べて、最後に結論として理由を述べるイメージです。

面倒くさい細部を描く

事実を述べるときに、例えば、渋滞だったと述べるだけでは、どんな渋滞だったか伝わりません。50kmの渋滞だったというのも、ちょっと弱いです。そこで、車がほとんど進まない状態のまま、松田聖子のベストアルバムを最初から最後まで聴き終えてしまうくらいの渋滞だった、と事実を詳細に述べることで、渋滞の時間的長さがより鮮明に読者に伝わるようになります。

構成の絵コンテを作る

文章の構成を考えるとき、ただ頭の中で素材をこねくり回しても絶対にうまくまとまらない。

頭のなかをうごめいているぐるぐるは、可視化することによってようやく客観視できるのである。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p145-146

構成の絵コンテと述べていますが、簡単に図にして考えてみてください。頭の中でぼんやりと思い描くのではなくて、マトリョーシカの3層論理構造をざっと簡単に書き出して、情報を矢印でつなげていきます。

随所で、何故なのかという理由を入れていきます。文章では、主張や事実に対する理由が抜けていることが多いからです。

また、論理展開中に違和感があるところは、矢印がうまいこと繋がらなくなります。矢印を使うことで、目で見て客観的に自分の文章を補足し、頭でぐるぐる考えるよりも論理的な文章にしていくことができるようになります。

文字量を眼で数える

自分がブログや文章として書いている文字の量を、眼で数える習慣をつけましょう。

  1. ①ワープロソフトの文字数と行数を固定して、1ページあたりの文字量を覚える
  2. ②行数(行番号)を表示させるか、グリッド線(罫線)を表示させる
  3. ③何行で400字になるかを頭に入れておく

①の文字量を覚えるですが、はてなブログなどのブログサービスでは、今何文字目かという表示がリアルタイムで表示されるようになってますが、だいたい一行で何文字くらいになるかを把握しておきましょう。

そうすることで、記事を書きながらも、自分がどのくらいの文字数を書いたかが、眼で見て感覚的にわかるようになります。

②の行数やグリッド線の表示は、ブログというよりは、原稿用紙何枚等の指定がある状況で、ワードなどを使って文章を書いている方におすすめのやり方です。行数を確認したり、グリッド線を見ることで、自分の現在地を客観的に眼で見て把握することができます。

③の400字という単位は、原稿用紙何枚でお願いします、という形式で文章作成の依頼が来るようになっているので、必要になってきます。数字というよりは、眼で見てどのくらいのスペースを使って400字の文章が出来上がっているのか、確認する習慣をつけておきましょう。

論の展開、そして文字量も自在にコントロールできるようになれば、20歳の自分に受けさせたい文章講義のテーマである、文章のリズムは必ず向上していきます。

読者の椅子に座る

自分の書きたいことを書いているので、読者の意見なんてどうでもいいなんて考えてませんか?

  1. 味はおいしいけど、流行らない料理店がある

これは、一つの例なんですが、味はおいしいんだけど、実は、店の椅子がガタついて座り心地が悪く、客が長く座ってられないとか、そういったお客さんの視点に立ってない場合、店が流行らなかったりするパターンです。

文章も料理店と同じように、読んでくれる人、読者がいます。読者の側に立って、自分のブログを見つめていきましょう。ここからは、読者の椅子に座ることをテーマとしてお伝えしていきます。

あなたにも読者がいる

必要なのは、隣に立つことではなく、読者と同じ椅子に座ることである。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p159

僕たちが、読者と同じ椅子に座るためには、誰に向けて文章を書くかが大事になってきます。

  1. ①10年前の自分
  2. ②特定のあの人

①10年前というのは、別に昨日の自分でも、半年前の自分でも、1年前の自分でもなんでもいいです。もし、あのときこの情報を知っていたら、今と違っていたのになと思うことがあれば、そんな自分に向けて文章を書いてみてください。

過去の自分に向けて書くのであれば、どんなことを書いてあげればいいのか、どう伝えればいいのか、手に取るようにわかるでしょう。

なぜ、あなたは10年前の自分に向けて書くべきなのか?

いま、この瞬間にも日本のどこかに10年前のあなたがいるからだ。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p163

例えそれがどんな些末な問題であっても、10年前のあなたと同じ悩みを持った人は、必ずいます。例えば、受験勉強のときどんなふうに勉強していればよかったのか、大学生のときにどんなことをしていれば学生生活がより有意義なものになったのかなど、悩みが普遍的であるほど、10年前のあなたと同じ悩みを持った人は、たくさん存在します。

過去のあのときの自分に向けて文章を書くことは、いまを生きている、一度も会ったことのない見知らぬ誰かの椅子に座る、確実な方法です。見知らぬ誰かの椅子に座ることで、文章がより相手に伝わりやすくなります。

②の特定のあの人ですが、一つ落とし穴があります。

多くのライター(これは以前のぼくがそうだったのだが)や編集者が陥ってしまうのが多数派の罠である。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p165

ボヤーッとした多数派というような多くの人を対称にしてしまうと、結局、何を言いたいのか読者に伝わらない文章になってしまいます。例えば、20代の社会人というと幅が広すぎて曖昧です。

これを、25歳男性、営業職をしていて、趣味は週末のドライブで、健康のためにタバコを1年前に辞めて、いまはお酒の量も控えるようにしていて、現在一人暮らしで彼女募集中、というような設定にしてみましょう。

すると、この設定が、特定のあの人になります。特定のあの人を設定した上で、会社での飲み会を断るおすすめの方法などを記事として書けば、ターゲットの絞れた伝わりやすい文章になっていきます。

説得せずに納得させる

説得と納得は、読者を動かすという意味では共通していますが、そのアプローチの仕方はまったく別物です。

  1. ①説得:押しのアプローチ(読者を押しきる)
  2. ②納得:引きのアプローチ(読者に歩み寄ってもらう)

①の説得は、歴史の教科書のように一方的な知識を押し付けてくるものです。強引に押してくるアプローチであり、読者にとって他人事になるので、あまりおすすめしません。

②の納得は、歴史小説のように、読者がより文章に入り込めるようなものです。読者にとって、自分がその世界にいるような気分になるので、読者に歩み寄ってもらえます。

読者に文章を読んでもらいたいなら、他人事の感覚ではなく、自分事の感覚を持ってもらえるような文章を書いていきましょう。

そのために、読者にとって他人事ではないという関連付けの作業が必要になってきます。

では、関連付けの作業をするには、何をしたらいいのでしょうか?答えは簡単で、できれば、文中の早い段階で、仮説を書いていきましょう。

読者に、あなたはこの仮説をどう思うか?と問いかけ、読者と一緒になって、その仮説が正しいかどうかの検証作業にあたるのである。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p190

仮説を提示することで、読者はミステリー小説を読むかのごとく、文章を読みながら検証作業を行ってくれます。読者自身が、仮説を解くための主人公として、文章を読み進めていくでしょう。イメージは、ゲームのプレイヤーの感覚です。

読者を巻き込む起”転”承結→重要!

起承転結のトラブルメーカーである”転”は、ほんの少し配置転換してあげるだけで日常文でも大きな効果を発揮するのだ。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p192

具体的には、最初に起を持ってきて、転を2番めに持ってきて、あとは、承と結を後ろに持ってきます。

  1. ①起:一般論
  2. ②転:一般論と逆の仮説
  3. ③承:仮説を立てた理由、一般的事実
  4. ④結:結論

気をつけてほしいのは、転で何を持ってくるかがポイントではないということです。実は、冒頭の起で、どんな一般論を持ってくるかが一番大事になってきます。

読者を引きつけるためには、起で、あなたが転で主張する仮説と真逆の一般論を持ってくるようにします。冒頭の起で真逆の前提を掲示してこそ、あなたの主張する仮説の転が生きてきます。

文章は冒頭が難しいというのは、よく言われる話です。ですが最も気を使うべきなのは、冒頭の起で、あなたの主張と真逆の一般論を展開することです。冒頭をおざなりにせず、しっかり読者を引きつけるような起を、書いていきましょう。

自分の文章に自分でツッコミを入れる

どんな種類であれ、文中にツッコミが入り、そこに答えていくだけで読者の疑念は晴れていく。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p204

自分の主張に対して、読者も考えるであろうツッコミを入れていきます。そのツッコミ(反論)に対して、再反論をしていきます。これによって、ただ自分の主張、理由、事実を述べていくだけの説得的な文章が、読者も一緒に考えていく、対話的な、納得させるような文章に変わっていきます。

簡単な流れを書いておきます。

  1. ①主張:抹茶はおいしい
  2. ②反論(ツッコミ):抹茶は苦いから美味しくないとの反対意見もある
  3. ③再反論:しかし、その苦さこそが抹茶の本当の美味しさである
  4. ④結論:抹茶は、苦味成分があるからこそ、おいしいと感じることができるのだ

さらに本格的な構成になると、理由と事実を加えていきます。

  1. ①主張
  2. ②理由
  3. ③反論(ツッコミ)
  4. ④再反論
  5. ⑤事実
  6. ⑥結論

反論と、再反論は、何度か繰り返してもいいです。むしろ、自分でツッコミを入れていくことで、文章の転の役割も果たすので、文章にリズムが出て面白いものになります。反論と再反論は、見えない読者との会話にもなるので、まるで読者と話しながら書いているような気分になります。

原稿にハサミを入れる

文章を書くときに、あれもこれも書こうと欲張ってませんか?

  1. ①書きたいことが多いけど、とりあえず編集とかめんどくさいので全部書く

なんでもかんでも編集せずに全部ブログ記事に書いてしまう方、いまから考えを改めてください。

なぜかと言うと、何を言いたいのか読者に伝わらないからです。

例えば、あなたの大学時代の思い出に残っていることを、書いてみてくださいと言われたら、どうしますか?

文化祭、授業、ゼミ、飲み会、友達と遊びに行ったこと、卒業旅行、サークル等、全部書いていたら、まったくまとまりのない文章になってしまいます。

そこで、今列挙した元ネタの中から、特に思い入れの強いものに限定して編集し、文章にしていきましょう。そうすることで、あれもこれも書くより、読者に伝わりやすい文章になっていきます。

ここからは、原稿にハサミを入れていくというテーマで、お伝えしていきます。

何を書くか?ではなく何を書かないか?→重要!

物事を引き算で考える作業は、最終的に「自分にとって大切なものはなにか?」「自分はどういう人間で、どんな価値観を持って生きてきたのか」を考えることにつながっていくからだ。

引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義 p235

引き算して、何を書かないのかを見極めるために、必要な作業があります。それは、どんなことを書いていくか、可視化することです。頭の中であれやこれやと考えるだけでは、見えてきません。ですので、頭の中で考えていることを可視化するために、情報を紙に書き出していきます。

情報を紙に書き出すときの流れを書いておきます。

  1. ①思いつたことや、キーワードを書きなぐる
  2. ②キーワードの傾向を探る
  3. ③キーワードの持つ傾向、以外のことをさらにキーワードとして書いていく

キーワードの持つ傾向と、それ以外のキーワードを書くことで、元ネタの範囲が広範囲になっていきます。ここから、引き算をしていって、何を書かないのかを見極めていきます。

③の作業をすることで、文章の選択肢が増えていきます。そして、③の作業は、最も大切な作業です。

そして、②で最初に列挙したキーワードと別のキーワードを、③の作業で書いていくためには、自分を疑う力が必要になってきます。

  1. ①思いつくまま書いていく自分に、これで面白い文章が書けるのかと疑う
  2. ②頭の中だけで整理しようとする自分に、紙に書かないでいいのかと疑う
  3. ③書き出したキーワードを眺めて、これですべてなのかと疑う

疑いのプロセスを重ねていくことで、ようやく元ネタが揃います。後は、可視化した元ネタから、何を書かないのか考え引き算していって、いらないものを削っていきます。そして、最終的に残ったもので文章を書いていきます。

まとめ

文章の書き方について、長文でお伝えしてきました。その中で、一つでも気になった箇所があれば、すぐに実践して取り入れてみてください。

一つ一つ実践してみることで、体感的に理解できるはずです。最終的に、全て理解できるまで、20歳の自分に受けさせたい文章講義 を読み込むことをおすすめします。

読んで満足しては、ダメです。今すぐブログを書き始めて、書き方を改めていき、自分のテクニックにしていきましょう。

ぜひ、一度試してみてください。

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