相手の人格を承認する習慣術【相手を観察しつつ目的論で質問すること】

こんな方におすすめ

  • 人の話を適当に聞いてしまいがち。
  • 原因追求するときに、相手を責めるようにしてしまう。
  • 職場の雰囲気をもっと良くしたい。

 

相手の人格を承認する習慣

あなたは、いつも話している相手のことをしっかり観察していますか?

そうですよね。

あなたはきっと、なんとなくぼやーっとした全体像で相手のことを見ている。

例えば

  • 部下が、どんなふうに仕事に取り組んでいるのか
  • 妻は、普段何に興味を持っているのか
  • 子供は、今どんなことを考えているのか

あなたは、答えることが出来ますか?

相手のことをぼやーっとした全体像で見ているあなたはきっと「よくわからない」と答えるでしょう。

じゃあ、どうしたらいいのか?

やることは、シンプルでして

相手のことをしっかり観察することです。

例えば

ダンスサークルの部長をやっている男子大学生のAさん。

Aさんは、普段から部員の行動や言動を、観察するようにしている。

ある日、部員Bさんのダンスへの姿勢が、ものすごく熱心なものになっていたことに気づいた。

そして、あなたはBさんに「最近、ダンスに対する姿勢がキラキラしてるね。頑張ってるんだね」と伝えてあげた。

このように、ちょっとした部員の変化に気づいてあげられたら、部員も「部長は自分のことを見てくれてるんだ、もっと頑張るぞ」となるでしょう。

そして、相手を観察するときには、見るべきポイントがあります。

先程のダンスサークルであれば

  • 部員が普段どのような言動をしているか
  • いつもと違う行動をとっていないか
  • メキメキと上達してきている部員はいないか
  • 他の部員から一目置かれ始めている部員は、どんなことをやっているのか

など「いつもの様子」を理解しつつ、「目立った成果を上げ始めた人はいないか」など部員の変化に気づいてあげられるようにすればいいんです。

特に、良い方向に変化してきている部員に、あなたが気づいた事実を伝えてあげましょう。

例えば

  • 最近身体の使い方がうまくなってきたね
  • 胸のアイソレーションがよく動くようになってきてる
  • ダンスの動きに、柔らかさが出せるようになってきたね
  • いつも頑張ってる基礎練習の成果が出てきたね

このようにちょっとした変化を見つけて一言伝えるだけで、部員の中に「部長は私のことをいつも見てくれているんだ」という気持ちが生まれ、部内の雰囲気も良くなり、部員とのコミュニケーションが深まっていきます。

単純に技術を褒めるのではなく、相手の変化を深く観察する

ですが、ここで1つ注意してほしい点があります。

相手を認めることは、ただ単に褒めることとは違います

例えば、

ダンスのアイソレーションがもともとすごく上手なCさん。

部長であるAさんから「最近アイソレーションうまくなったね」と言われました。

Cさんは「俺が今頑張ってるのは、ステップを踏みながらのワックの技なんだよなぁ。アイソレじゃないんですけどね。」と心の中で思いました。

ダンスが上手いCさんレベルになると、褒めてほしいポイントがぐっと絞られてくるので、的はずれな褒め方をすると、逆効果になる場合もあるんです。

ですので、技術そのものに目を向けるのではなく、最も大事なのは、相手をしっかり観察して相手の変化を探してあげることです

Cさんの事例で言うと

Cさんが、いつ見てもアイソレが上手なのは、いつもどおり素晴らしいことであるけど、事実であって変化ではない。

さらにCさんを注意深く見ていると、苦手だと言っていたワックの動きをステップと連動させて、頑張って練習している姿を見かけるようになった。

部長であるAさんは、Cさんに「最近ワックの動きとステップを組み合わせた技、熱心に頑張って練習してるね」と声をかけた。

Cさんは「部長、俺のことしっかり見てくれてるんだな。もっと頑張ろっと」と心の中で思いました。

このように、相手の変化を注意深く観察する習慣が身につくまで、地道に観察を続けてみてください。

1週間2ヶ月半年と続けるうちに、無意識レベルで部員の変化に気づけるようになっているでしょう。

無意識レベルになるまで習慣化を続けるためのコツは、以下の記事を読めばわかります。

習慣化を続けるコツはシンプル【頑張らないこと】

このように、部員の変化をしっかりと観察して言葉をかけてあげれば、部員からの信頼が生まれサークル内で良い人間関係が出来上がっていくでしょう。

どうしたらいいのか?目的論で考える

会社内で問題が起こったときに、なぜ?を繰り返して相手を追及してませんか?

そうですよね。

わかります。

あなたはきっと、相手がミスしてしまった理由を知りたいんですよね。

ですが、なぜ?をくりかえしてしまうと、相手は余計に答えたくなくなってしまうんです。

理由はシンプルでして、

なぜ?を繰り返されることで、問い詰められているように感じるからです。

例えば

Aさん:うまくいきそうなZ社との商談を破断にしてしまった。

上司のBさん:なぜ破断させてしまったんだ?

Aさん:できるだけのことはやったんですが。

上司のBさん:なぜ、もっとうまくできなかったんだ?

Aさん:私の実力が及ばなかったようです。すいません。

上司のBさん:なぜそんな言い訳をするんだ?いい加減な姿勢で取り組んでいるのか?

Aさん:いい加減に業務に取り組んでなどいません。

上司のBさん:ではなぜ、このような結果になったんだ?きちんとした姿勢で取り組んでいれば、もっといい結果を導き出せたんじゃないのか?

Aさん:すいません。

あなたは、この会話を聞いてどう思うでしょうか?

答えは言わなくてもわかりますよね。

Aさんは、やる気を失っていくでしょう。

上司に詰め寄られて圧迫されているように感じますし、場合によってはこれは立派なパワハラになります。

理由はシンプルでして、

業務でミスした部下に対して「なぜ?」を何度も繰り返していくと、やがて相手の人格否定が始まっていくからです。

最初は、原因究明のつもりでやっていた質問が、いつのまにか人格否定になっていくと、業務ミスの再発防止では済まされなくなっていきます。

会社以外の人間関係でも、同じようなことをやってませんか?

例えば

  • 妻が、帰りの遅い夫に対して「なぜ?」を繰り返す
  • 彼女が、他の子と仲良さそうにしている彼氏を見て「なぜ?」と問い詰める
  • 父親が、勉強をしない子供に対して「なぜやらないんだ?」と繰り返しつつ、怒鳴り散らす

この3つのケースはどれも、なぜ?を繰り返すうちに、必ず相手の人格否定につながっていきます。

じゃあ、どうしたらいいでしょうか?

内容をさらに深掘りしていきます。

なぜ?を使う場面を間違えてはいけない

そもそも、どんな場面でなぜを使ったらいいかご存知でしょうか?

なぜ?を使うのは、システム上の問題だったり、プログラミングのエラーだったり、機械やコンピューターシステムの不具合を深く究明していき、問題が再び起こらないようにするためです。

なぜ?を、機械でもコンピュータでもない、人間に対して使ってしまうから問題になるんです

例えば

プログラムを作っていると、作業途中のプログラミング言語でエラーが出た。

なぜエラーがでたのか?

推論して、事象を一つずつ分析していく。

このパターンのなぜ?は、原因究明のために大変役立ちます。

しかし、これを人に対して使うと

子供:家に帰ったらゲームばかりしている。

お母さん:なんであんたはいつもゲームばっかりしているの?

問い詰めていくうちに、お母さんはヒートアップしていき、徐々に子供を否定する言葉が出てくる。

このパターンのなぜは、繰り返していくと、子供の人格否定につながっていくでしょう。

ですので、繰り返しになりますが

なぜ?は、システム上の問題、プログラミングのエラーなど、機械やコンピューターシステムの不具合を深く究明し、問題の再発防止のために使っていきましょう。

人に対して、なぜ?を繰り返し使っていくと、相手の人格否定につながっていきますので注意してください

どうしたらいいか?未来を考える

なぜ?の代わりに、人に対してどんな言葉を使ったらいいと思いますか?

なぜ?は、問題の原因を深く究明していくのに使われていることをお話ししてきました。

具体的に言うと、

なぜ?は、過去に起こった出来事を掘り起こしていって、原因を発見していくための1つの方法です

ですが、人に対して使うと、徐々に人格否定が始まり、相手は心を固く閉ざしてしまう。

じゃあ、どんな言葉を使ったらいいのか?

いままさに僕が使った「どんな言葉を使ったらいいのか?」のように

過去ではなく、未来に向かっていく視点で質問していけばいいんです。

例えば、

子供:家に帰ったらゲームばかりしている。

お母さん:あんたゲーム好きよね?でも、宿題まだやってないわよね?

子供:うん。まだやってない。

お母さん:ゲームをするのは、あんたの自由よ。だけど、宿題は、どうしたらいいと思う?

子供:うーん、、、。

お母さん:あたしは、あんたを信頼しているから、宿題をどうしたらいいか考えてくれると信じてるわ。じゃあね。ゲーム、しっかり楽しみなさい。そして、宿題もどうしたらいいのか、考えてね。

子供は、ゲームをひとしきり楽しんだ後、宿題に取り掛かっていた。

このように、どうしたらいいのか?を繰り返すことで、相手は未来に向かった視点で物事を考えてくれるようになります。

原因論ではなく、目的論で考える

ここまでで分かったことをまとめると、

  • なぜ?と詰問されてしまうと、相手は自分が責められているような感覚になり、心を閉ざしてしまう。
  • どうしたらいいのか?未来に向かって質問されると、これからの自分の行動に対して自主的に考えてくれるようになる。

ということになります。

原因論は、精神的に病んでいる人に使われる

なぜ?のように、過去に向かって質問していき原因を究明していく方法を、原因論と言います

精神的に大きなダメージを負い、トラウマを持ってしまった人の治療として、原因論的な「なぜ?」が使われています。

過去に問題があり、過去をさかのぼっていくことで問題を発見して、解決できないかと探っていく手法です。

ですが、原因論的な「なぜ?」をくりかえすと、相手の人格否定につながっていくことは先ほどもお伝えしましたよね。

目的論は、精神的に病んでいない人が対象になっている

そして、どうしたらいいのか?のように、未来に対する質問をして未来の目的に向かっていく方法を、目的論と言います

例えば今回お話ししてきたケースのように

  • 会社で部下がミスをした
  • 子供が宿題をしない
  • 夫の帰りが遅い
  • 彼氏が、他の子と仲良くしているのが気になる

などの場合、精神的に深いトラウマを負っているわけではない相手に対しては、未来に向かって質問していく「どうしたらいいのか?」を使った方が、未来の可能性を作る良い結果を導くことができるんです。

職業によっては、原因論に偏りがちなので注意

職業柄の問題で

  • プログラミング言語を扱っている
  • 車の修理を生業にしている

など、人間以外の機械を相手に仕事をしている人は、人に対しても原因論的に「なぜ?」を使ってしまいがちです。

理由はシンプルでして

職人と呼ばれる人は、自分や機械に対して常に「なぜ?」と問いかけ、問題の再発を防ぎつつ、日々技術を磨いているからです。

繰り返しになりますが、自分以外の相手に対して「なぜ?」を何度も使ってしまうと、相手の人格を否定することにつながっていきますので注意してください。

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